プライマリーバランスの黒字化目標短縮と消費増税への不安

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政府が国と地方のプライマリーバランスの黒字化の時期を2027年度から26年度へ前倒しすると発表しました。(2022/1/13)

  • プライマリーバランスの黒字化って何?
  • 黒字化するとどうなる?
  • ほかによさそうな政策はないの?

この発表の意味と今後の不安点をシェアしたいと思います。

結論はTwitterなどでは、消費税が増税されて日本がさらに不景気になるのではないかと不安に思っている人が多いです。

プライマリーバランスの黒字化の前倒しとは、国の借金を早く返すということ

国の歳入と歳出のバランスをプライマリーバランスといい、現在日本は歳出のほうが多い状態にあります。

その借金が多い状態を予定より早く改善するということに狙いがあります。

我が国の2021年度の一般会計予算案で考えてみると、「政策的経費」とは、歳出総額から国債費の一部を除いた83.4兆円、「税収等」とは、 歳入総額から公債金を除いた63.0兆円であり、 PBは20.4兆円の赤字になっています。

財務省のホームーページより

黒字化するためには増税する可能性が高い

借金を返すには、収入をふやすか、支出をへらすかです。
そこで、不安視されているのは、消費税を増税して国の収入をふやそうとしているのではないかということです。

増税するとさらに不景気になるのでは

日本経済が30年間停滞しており、給料が上がっていない。
この状態で、増税して、緊縮財政にするとさらにデフレになり、スタグフレーションになる。

※スタグフレーションとは、給料があがっていないのに、売っている物の値段だけが上がっていく経済の状態。

どういうことかというと

日本以外の国の物価はあがっているため、輸入品の値段はあがる。

商品の値段は上がる

例えば、ポテトチップスは輸入したジャガイモを使っているので、ジャガイモの値段が上がるとポテトチップスの値段もあがる。値段は上がらなくても、一袋の容量が変わる。

政府が緊縮財政を行うのは財務省のせい!?

政府が緊縮財政を行う理由は、財務省がそういう方向へもっていきたがっているといわれている。

財務省が緊縮財政へ向かうのは設立時の目的に関係

大蔵省から分かれて、財務省が作られた際に「財務省の役割」として「財政健全化」という目的が追加されました。その目的のために、常に財務省はプライマリーバランスを黒字化する方向へ向かうといわれています。

プライマリーバランスの黒字化以外の政策はインフレ誘導

プライマリーバランスの黒字化以外の経済政策としては、インフレ誘導が有名です。

インフレ目標を4%などとして、そこまでは、公共事業をおこなうなどにより、国民の給料をあげる方向へもっていき、国の歳出を一時的に増やすのがよいという意見が多くみられます。

いまはやりの、MMT理論なども同様の方向性です。

 

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